【2026年最新】After Effectsで動画のノイズを除去する方法|標準機能とNeat Videoプラグインを解説

After Effectsで動画ノイズを除去する方法を2026年最新版で解説。内蔵エフェクト(Camera Raw・Median等)の使い方、Neat Video・Denoiserプラグインの操作手順、AIノイズ除去との比較まで初心者にもわかりやすく紹介。
ae ノイズ除去

【2026年最新】After Effectsで動画のノイズを除去する方法|標準機能とNeat Videoプラグインを解説

After Effects

暗所や高感度で撮影した映像にザラつきが出た、SNS用に書き出したMP4にノイズが浮いた——「aeノイズ除去」「After Effectsノイズ除去」で検索する場面はだいたいこの二つに集約されます。本記事では、ノイズの種類の見分け方から、After Effects標準の「グレイン(除去)」の設定と調整のコツ、標準機能では対応しづらい場面、Neat Videoなど外部プラグインやAI専用ソフトとの違いまでを順に整理します。原因別の全体像を先に押さえたい方は動画ノイズ除去の全体像もあわせてご覧ください。

動画ノイズの種類と原因の見分け方

撮影グレイン・圧縮アーティファクト・書き出しバンディング・音声ノイズの4種類の見た目の違い

ひと口に「ノイズ」と言っても、原因が違えば適した処理も変わります。実務では次の4種類に切り分けると迷いにくくなります。

  • 撮影ノイズ(グレイン):暗所や高ISOで発生するザラつき。素材そのものに乗るノイズ。
  • 圧縮アーティファクト:低ビットレートで発生するブロック状・モスキート状のノイズ。素材段階で既に劣化している。
  • 書き出し(エンコード)ノイズ:After Effectsでの処理後、書き出し時に新たに乗るバンディングやブロック。素材ノイズとは別問題。
  • 音声ノイズ:映像処理では対応できず、Auditionなど音声用ツールが向く。

撮影ノイズはグレイン(除去)やNeat Videoで素直に減らせますが、圧縮由来のブロックノイズの原因と対処は同じ手順では取り切れないことが多く、原因側の対処も検討します。

After Effects標準「グレイン(除去)」の設定と手順

After Effectsのノイズ除去は、専用の「デノイザー」というより「エフェクト>ノイズとグレイン」カテゴリー内のグレイン(除去)エフェクトで行うのが基本です。表示モード、ノイズリダクション、時間フィルター/空間フィルター、アンシャープなどのパラメーターを持つ、標準搭載のエフェクトです。

AEのノイズ除去の手順
  1. After Effectsを開き、ノイズを除去したい素材をプロジェクトにインポートしてコンポジションに配置します。
  2. 対象レイヤーを選択し、「エフェクト>ノイズとグレイン>グレイン(除去)」を適用します。
  3. ノイズリダクションと時間/空間フィルター、アンシャープを目的に合わせて調整します。

ノイズリダクションとアンシャープでぼけを補正する

いきなり最大値までノイズリダクションを上げるとディテールまで潰れてしまうので、まずは中程度から始めて、素材を見ながら少しずつ強めるのが安全です。動きが少ない素材なら時間フィルターを効かせるとザラつきがなめらかになり、動きが大きい素材では時間フィルターを弱めて空間フィルター側で調整すると失敗しにくくなります。全体がぼけたと感じたら、最後にアンシャープを控えめに足してディテールを戻します。もっとも失敗しやすいのはノイズリダクションと時間フィルターを両方強くかけてしまうケースで、輪郭がとろけて逆に不自然になるので注意してください。

軽度ノイズはアップスケールでも軽減できる

ザラつきが軽い素材であれば、グレイン(除去)を使わずとも「ディテールを保持」を有効にしたアップスケール機能の「ノイズを軽減」オプションだけで十分整うことがあります。SNS向けの短尺や、部分的なノイズが気になる程度の素材では、まずこちらを試すと処理も軽く済みます。

標準機能だけでは対応しづらい場面と制限

グレイン(除去)は万能ではなく、素材や書き出し条件によっては別の対処が必要になります。

MP4・MOVでCamera Rawが使えない理由と代替

ノイズ除去の候補として挙がるCamera RawフィルターはRAW系フォーマット専用のため、MP4やMOVには適用できません。MP4のノイズ除去は、グレイン(除去)、Neat Videoなどのプラグイン、または専用のAIノイズ除去ソフトのいずれかで行います。

重い・ぼける・ゴーストが出るときの対処

時間フィルターを強くかけすぎると、動きの大きい部分に前後フレームが重なった残像(ゴースト)が出ます。まずは時間フィルターの量を下げるか、参照フレーム数を減らすのが第一手です。プレビューが重い場合は、対象範囲をマスクで絞る、または一度プリレンダーしてから後段の作業を進めると安定します。全体的にぼけたときはアンシャープで戻す——という順で切り分けると、原因を見誤りにくくなります。個人的には、動きの多い素材ほど「時間フィルターは控えめ、空間フィルターとアンシャープで整える」を基本にした方が事故が少ないと感じます。

書き出し後に出るノイズは素材ノイズと別問題

「AE上ではきれいなのに、書き出したら再びノイズやバンディングが出た」というケースは、素材ノイズではなくエンコード側の問題である可能性が高いです。まずはコンポジションのプレビューと、Media Encoderからの書き出し結果、可能なら連番(PNG)出力の3段階で比較し、どの段階でノイズが発生しているかを切り分けます。圧縮由来のブロックが目立つ場合はビットレートやコーデックの見直しが先で、AE側でいくら追い込んでも解決しません。

Neat Video・DE:Noiseなど外部プラグインとの違い

After Effects標準・Neat Video・DE:Noise・UniFabノイズ除去AIの対応ノイズ・品質・速度・難易度の比較

標準の「グレイン(除去)」で仕上がりに納得できない、あるいはより高い精度で追い込みたい場合、外部プラグインを検討することになります。代表的な選択肢はNeat VideoとRE:Vision EffectsのDE:Noiseの2つで、それぞれ得意分野と実務上の注意点が異なります。

Neat Video

Neat Videoは、素材ごとにノイズプロファイルを分析してから処理する方式で、標準のグレイン(除去)と比べると仕上がりの品質は明確に高く、ディテールを保ったまま強めのノイズを落とせます。一方で、長尺や高解像度素材に適用するとレンダリングにかなり時間がかかり、プラグイン読み込み後にAfter Effects全体が重くなる・一時的にフリーズするといった報告も少なくありません。プレビューの解像度を下げる、処理範囲をマスクで絞る、といった軽量化とセットで運用するのが現実的です。また、圧縮由来のブロック・モスキート状のアーティファクトには適合しないケースがあり、この場合は素材そのものの入れ替えや後述のAIソフトを検討した方が近道です。

DE:Noise v3は動きベースのノイズリダクションが特徴で、動きの多い素材や実写合成のショットで残像を出さずに整えたい場合に選択肢になります。標準機能で残像が出やすい素材、Neat Videoで少しなじみが悪い素材の受け皿として位置付けると使い分けやすいです。

大まかな選び分けは次の通りです。

ツール対応するノイズの種類仕上がりの品質処理速度設定の難易度向いている素材・人
After Effects標準「グレイン(除去)」軽〜中程度の撮影グレイン標準的比較的軽い低〜中(パラメーター数点)追加投資せず素早く処理したい人
Neat Video撮影グレイン全般(強めも可)高い重め(長尺で顕著)中(プロファイル分析が前提)品質重視、素材ごとに追い込みたい人
DE:Noise v3動きの多い素材のノイズ高い重め中〜高実写合成で残像を避けたい人
UniFabノイズ除去AI撮影・カラー・モスキートなど混在高い(AI一括処理)GPU利用で高速化可低(自動設定中心)設定に時間をかけたくない人、複数種類のノイズを一括で処理したい人

「標準機能でどこまで粘るか/プラグインに切り替えるか」の分岐点は、素材の枚数と許容できるレンダリング時間で決まります。単発なら標準機能で十分なことも多く、複数素材で品質を揃えたい場合はNeat VideoやAIソフトの方が結果的に速く終わります。

After Effectsを使わずAIで処理する選択肢(UniFabノイズ除去AI)

UniFab ノイズ除去 AI

After Effectsのパラメーター調整に時間をかけたくない、または複数種類のノイズが混在していて標準機能では追い切れない——そうした場面では、After Effectsを介さずAI専用ソフトで処理する選択肢があります。UniFabノイズ除去AIはその一例で、ザラつき・カラーノイズ・モスキートノイズをまとめて低減する設計になっており、低照度で撮影した素材や古い録画、SNS圧縮を経た映像のように「原因が混在した素材」にも対応します。FabCloud経由で使う場合はローカルGPUに依存せず処理でき、初期設定を細かく詰めなくても実用的な結果が得やすいのが特徴です。

向いているのは、After Effectsの設定に慣れておらずグレイン(除去)の調整に迷う方、複数の素材でノイズの種類がバラバラでプラグイン単体では手数が増える方、レンダリング時間を短縮したい方あたりです。逆に、素材ごとに細かくプロファイルを取って追い込みたい方はNeat Video中心の運用の方が合います。詳細や利用条件は公式ページで確認したうえで検討してください。インストール不要のオンラインで済ませたい場合はインストール不要のノイズ除去サイトの比較も参考になります。

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UniFab ノイズ除去 AI

UniFabノイズ除去AIを使用したノイズ除去の手順

ステップ1

ツールの選定と動画の読み込み

メイン画面の左側には各製品が選択できます。ここで「Denoiser」をクリックしてください。そして、真ん中の「+」をクリックして、ソース動画をいれましょう。

ノイズ除去したい動画をアップロード
ステップ2

ノイズ除去と出力

ソース動画をいれたらこのような画面になり、情報を確認や変更したあと、保存先をチェックして、「開始」をクリックするだけで作業が始めます。

ノイズ除去を開始する

よくある質問(FAQ)

Q1. After EffectsにAIノイズ除去機能はありますか? 

2026年時点でAfter Effects単体に専用のAIノイズ除去機能はありません。AI処理を前提にするなら、Neat VideoやUniFabノイズ除去AIのような専用ソフトが実務的な候補になります。

Q2. 音声のノイズもAfter Effectsで除去できますか? 

映像ノイズと音声ノイズは別処理です。ホワイトノイズなど音声側の除去は本来Auditionなど音声用ツールが向いており、本記事の映像ノイズ除去とは切り分けて考えるのが安全です。

Q3. ノイズ除去とグリーンバックのキーイングはどちらを先に行うべきですか? 

一般的にはノイズ除去を先にかけ、必要であれば事前にプリレンダーしたうえでキーイングに進むと、抜きの精度が安定しやすいです。

Q4. Neat Videoを入れるとAfter Effectsが重くなりますか? 

プラグイン追加で動作が重くなる、あるいは一時的にフリーズすることはあります。プレビューの解像度を下げる、処理範囲をマスクで絞る、事前にプリレンダーする、といった軽量化とセットで運用してください。

まとめ

After Effectsでのノイズ除去は、「ノイズの種類を見分ける→標準のグレイン(除去)で調整する→対応しづらい場面を制限として把握する→必要ならプラグインやAIに切り替える」という順で判断すると迷いにくくなります。単発の素材で軽度のザラつきなら標準機能とアップスケールの併用で十分ですが、複数素材で品質を揃えたい場合や、圧縮・書き出し由来のノイズが混ざる素材では、Neat VideoやUniFabノイズ除去AIのような専用ツールに任せた方が結果的に早く安定します。素材と目的から逆算して、無理に一つの手段で押し切らないことが仕上がりへの近道です。

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Aoi
UniFabエディター
葵は、スマホ動画とSNS投稿に強いUniFabの編集者です。クリエイター視点で「どこで見ても綺麗」を実現するために、スマホ撮影の手ブレ補正、低照度ノイズ対策、画面録画の文字つぶれ改善、字幕の読みやすさ、そしてTikTok/Instagram/YouTube/Xの圧縮・再エンコードによる劣化まで、投稿現場の悩みを中心に検証・解説しています。仕上がり(動きの滑らかさ、細部の判読性、顔の自然さ)を最優先に、デスクトップ級の画質改善を実際に回る手順へ落とし込み、すぐ使える設定やプラットフォーム別の書き出し・運用のコツを提案します。