フレーム補間とは、1秒間あたりに表示される静止画(フレームレート)の枚数を増やすことです。
例えば、もともとのフレームレートが30fpsの動画を60fpsに引き伸ばした場合は、1秒あたり30枚の静止画で構成された動画を、1秒あたり60枚の静止画で構成された動画に変換することができます。
映像は、静止画を目に見えないほど早く連続して映すことで成立しています。
つまり、動画のフレームを補間することで、映像やムービーの動きがカクつくことなく滑らかになったり、解像度やコントラストの表現に優れたハイクオリティな映像を仕上げることができるようになるんですね!
※FPSとは:動画のなめらかさを表す単位の一つ。画像や画面を1秒間に何回書き換えているかを表しています。
Aviutl(エーブイアイ・ユーティーエル)は、PCからインストールできる無料の動画編集ソフトです。
1997年に開発がスタートし、2003年にリリースされました。
以降、何度も改良が重ねられ、定期的に最新バージョンがリリースされ続けています。
AviUtlのフレーム補間には、
の2種類があります。
ステップ①Aviutlの起動
「Aviutlのお部屋」というサイトからAviutlをダウンロード・インストール・起動します。
メニューから「ファイル」を選択します。
「開く」を選択します。
編集する動画をインポートして読み込みます。
ステップ②フレームレート編集
メニューから「編集」を選択します。
「再生速度の情報を変更」を選択します。
フレームレートの横に、希望の出力フレームレートを入力します。
「OK」ボタンをクリックします。
ステップ③完了!
これですべての工程が完了しました!
ステップ①プラグインを導入する
「Aviutlのお部屋」というサイトから「Aviutlをダウンロード・インストールします。
拡張ソフト「AviSynth」、「MVTools」、「warpsharp」をダウンロードします。
以下の手順に従って動作環境を整えます。
AviSynthをダウンロードします。
「exe」ファイルを見つけてダブルクリックします。
ガイドに従ってAviSynthをインストールします。
↓
MVToolsをダウンロード・解凍します。
「mvtools2.dll」ファイルを見つけて、Avisynthの「plugins」フォルダに入れます。
↓
warpsharpをダウンロード・解凍します。
「avsinp.aui」ファイルをAviutlの「インストール」フォルダと同じフォルダに入れます。
↓
動画ファイルをデスクトップにコピーします。
文字化けやエラーを防ぐため、ファイルの名前を英字にします。
ステップ②AVSファイルを作成する
新規テキストファイルを作成して開きます。
動画ファイルが「AVIファイル」の場合、下記のコマンドをテキストにコピペして、ユーザー名とファイル名を上書きします。
AVIsource("C:\Users\ユーザー名\Desktop\元動画.avi")
ConvertToYUY2()
super=MSuper(pel=4, hpad=0, vpad=0)
backward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=true, blksize=4, blksizev=4, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))
forward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=false, blksize=4, blksizev=4, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))
backward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, backward_1, blksize=4, blksizev=4, searchparam=2, search=3)
forward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, forward_1, blksize=4, blksizev=4, searchparam=2, search=3)
MBlockFps(super, backward_2, forward_2, num=60, den=1, mode=1)
動画ファイルが「AVIファイルではない」場合、下記のコマンドをテキストにコピペして、ユーザー名とファイル名と拡張子を上書きします。
DirectShowSource("C:Users\ユーザー名\Desktop\元動画.mp4")
ConvertToYUY2()
super=MSuper(pel=4, hpad=0, vpad=0)
backward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=true, blksize=4, blksizev=4, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))
forward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=false, blksize=4, blksizev=4, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))
backward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, backward_1, blksize=4, blksizev=4, searchparam=2, search=3)
forward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, forward_1, blksize=4, blksizev=4, searchparam=2, search=3)
MBlockFps(super, backward_2, forward_2, num=60, den=1, mode=1)
諸々の調整が済んだら、動画ファイルを保存します。
このときテキストファイルの拡張子を「.avs」に変更します。
ステップ③フレーム補間を開始する
Aviutlを起動して、作成したAVSファイルをAviutlにドラッグ&ドロップします。
ステップ④完了!
これですべての工程が完了しました!
UniFab フレーム補間 AIは、AIフレーム補間によりビデオのフレームレートを上げ、動きの速いダイナミックなシーンを含むビデオをよりスムーズな映像として出力することのできるソフトウェアです。
動画編集ソフトUniFabの製品ラインのひとつであり、フレーム補間機能に特化しています。
UniFab フレーム補間 AIを使ってビデオのちらつきや揺れを極限まで減らすことで、映像をより滑らかで自然なものへと生まれ変わらせることができます。
また、UniFab フレーム補間 AIには複雑な設定やパラメータが設定されていないため、動画編集初心者の方や動画編集にあまり慣れていないという方にもおすすめできるツールになっています!
Uni Fabを起動します。
UniFabのアイコンをダブルクリックして、「Smoother」を選択します。
「+ビデオ」をクリックして動画ファイルを選択・追加します。
次にフレームレート、出力品質、オーディオなどを調整します。
「開始」ボタンをクリックして処理をスタートします。
処理が終了するのを待ちます。
これですべての工程が完了しました!
UniFab フレーム補間を使用するメリット・デメリット
結論から申し上げると、「UniFab フレーム補間 AI」をおすすめします!
その理由は何といっても操作性が優れている点と、サポートが充実している点にあります。
Aviutlも豊富な機能とフレーム補間機能を兼ね備えていますが、ソフトの操作方法がわかりにくいことや、プラグイン機能に慣れていない人には扱いづらいソフトであることがネックです。
また、わからないことやトラブルが発生した場合も、Aviutlの場合は自分で調べて解決法を見つけるしかありません。
しかし、UniFab フレーム補間 AIならば、そういった問題に時間を取られることなく、公式サイトからアプリをダウンロードするだけでスムーズに動画補間に移ることができます。
また、年中無休のサポート体制が整っている点や、UniFabの同製品ラインのソフトウェアと併用することができる点も魅力的です。
いかがでしたか?
今回は動画のクオリティをより高くすることのできる「フレーム補間」と、おすすめツールの使い方などを詳しくご紹介しました!
みなさんも、動画編集の用途・目的に合わせてツールを有効活用してみてくださいね!
それでは、またお会いしましょう!