【Aviutl】動画のフレーム補間って?やり方とおすすめツールをご紹介!

動画のフレーム補間って、よく聞くけどどんなものなの?動画のフレーム補間をしたいけど、どうやればいいの?動画のフレーム補間をするのにおすすめのツールはある?Aviutlは、PCからインストールできる無料の動画編集ソフトで、動画のフレーム補間ができるので、フレーム補間のツールを探すときでは、よく聞きますね。でも、Aviutlでのフレーム補間やり方やほんとに使いやすいかどうかがよくわからないかたがいますね。今回は、動画編集を始めたての方や編集をもうひとひねりしたい!という方まで、あらゆる方の役に立つ「フレーム補間」について、くわしくご紹介してきます!さらに、Aviutlフレーム補間の基本的な機能と特徴を詳しくご紹介していきます!

フレーム補間って?

動画のフレーム補間って?①.png

 

フレーム補間とは、1秒間あたりに表示される静止画(フレームレート)の枚数を増やすことです。

例えば、もともとのフレームレートが30fpsの動画を60fpsに引き伸ばした場合は、1秒あたり30枚の静止画で構成された動画を、1秒あたり60枚の静止画で構成された動画に変換することができます。

映像は、静止画を目に見えないほど早く連続して映すことで成立しています。

つまり、動画のフレームを補間することで、映像やムービーの動きがカクつくことなく滑らかになったり、解像度やコントラストの表現に優れたハイクオリティな映像を仕上げることができるようになるんですね!

※FPSとは:動画のなめらかさを表す単位の一つ。画像や画面を1秒間に何回書き換えているかを表しています。

Aviutlでのフレーム補間

Aviutl(エーブイアイ・ユーティーエル)とは?

動画のフレーム補間って?②.png

Aviutl(エーブイアイ・ユーティーエル)は、PCからインストールできる無料の動画編集ソフトです。

1997年に開発がスタートし、2003年にリリースされました。

以降、何度も改良が重ねられ、定期的に最新バージョンがリリースされ続けています。

Aviutlの特徴

動画のフレーム補間って?③.png
  • 無料
  • 動作が早くて軽い
  • 歴史のあるソフトウェアのため、ネットなどで情報収集がしやすい
  • 拡張性が高い

Aviutlの主な機能

動画のフレーム補間って?④.png
  • カット・結合
  • 動画・画像・音声・字幕(テロップ)の合成
  • トリミング
  • 再生速度の変更
  • 動画のリサイズ
  • 動画の縦横回転・左右反転
  • ノイズ除去等の画面処理
  • カラーグレーディング(色調補正等) 
  • エフェクト効果(モザイク・ブラー・歪ませ・色調補正・アニメーションなど)の適用
  • 動画ファイルの読み込み・編集・保存
  • 動画の分割・結合・削除
  • エンコード
  • 出力形式の変更

Aviutlのフレーム補間機能

動画のフレーム補間って?⑤.png

AviUtlのフレーム補間には、

  • 動画のフレームレート(fps)数を直接上げる方法
  • フレームの間に新たなフレームを補完する方法

の2種類があります。

AviUtlを使って動画のフレームを補間する方法

動画のフレームレート(fps)数を直接上げる方法

動画のフレーム補間って?⑥.png

ステップ①Aviutlの起動

「Aviutlのお部屋」というサイトからAviutlをダウンロード・インストール・起動します。

メニューから「ファイル」を選択します。

「開く」を選択します。

編集する動画をインポートして読み込みます。

ステップ②フレームレート編集

メニューから「編集」を選択します。

「再生速度の情報を変更」を選択します。

フレームレートの横に、希望の出力フレームレートを入力します。

「OK」ボタンをクリックします。

ステップ③完了!

これですべての工程が完了しました!

フレームの間に新たなフレームを補完する方法

動画のフレーム補間って?⑦.png

ステップ①プラグインを導入する

「Aviutlのお部屋」というサイトから「Aviutlをダウンロード・インストールします。

拡張ソフト「AviSynth」、「MVTools」、「warpsharp」をダウンロードします。

以下の手順に従って動作環境を整えます。

  1. AviSynth

AviSynthをダウンロードします。

「exe」ファイルを見つけてダブルクリックします。

ガイドに従ってAviSynthをインストールします。

無料ダウンロード

  1. MVTools

MVToolsをダウンロード・解凍します。

「mvtools2.dll」ファイルを見つけて、Avisynthの「plugins」フォルダに入れます。

無料ダウンロード

  1. warpsharp

warpsharpをダウンロード・解凍します。

「avsinp.aui」ファイルをAviutlの「インストール」フォルダと同じフォルダに入れます。

無料ダウンロード

動画ファイルをデスクトップにコピーします。

文字化けやエラーを防ぐため、ファイルの名前を英字にします。

 

ステップ②AVSファイルを作成する

新規テキストファイルを作成して開きます。

動画ファイルが「AVIファイル」の場合、下記のコマンドをテキストにコピペして、ユーザー名ファイル名を上書きします。

 

AVIsource("C:\Users\ユーザー名\Desktop\元動画.avi")

ConvertToYUY2()

super=MSuper(pel=4, hpad=0, vpad=0)

backward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=true, blksize=4, blksizev=4, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))

forward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=false, blksize=4, blksizev=4, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))

backward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, backward_1, blksize=4, blksizev=4, searchparam=2, search=3)

forward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, forward_1, blksize=4, blksizev=4, searchparam=2, search=3)

MBlockFps(super, backward_2, forward_2, num=60, den=1, mode=1)

 

動画ファイルが「AVIファイルではない」場合、下記のコマンドをテキストにコピペして、ユーザー名ファイル名拡張子を上書きします。

 

DirectShowSource("C:Users\ユーザー名\Desktop\元動画.mp4")

ConvertToYUY2()

super=MSuper(pel=4, hpad=0, vpad=0)

backward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=true, blksize=4, blksizev=4, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))

forward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=false, blksize=4, blksizev=4, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))

backward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, backward_1, blksize=4, blksizev=4, searchparam=2, search=3)

forward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, forward_1, blksize=4, blksizev=4, searchparam=2, search=3)

MBlockFps(super, backward_2, forward_2, num=60, den=1, mode=1)

 

諸々の調整が済んだら、動画ファイルを保存します。

このときテキストファイルの拡張子を「.avs」に変更します。

 

ステップ③フレーム補間を開始する

Aviutlを起動して、作成したAVSファイルをAviutlにドラッグ&ドロップします。

 

ステップ④完了!

これですべての工程が完了しました!

 

Aviutlを使用するメリット・デメリット

動画のフレーム補間って?⑧.png

Aviutlを使用するメリット

  • 無料
  • 歴史のあるソフトウェアのため、ネットなどで情報収集がしやすい
  • 拡張性が高い

Aviutlを使用するデメリット

  • ダウンロードやインストールの手順が複雑
  • 操作が複雑で、動画編集を始めたての方やパソコンに慣れていない方にはハードルが高い
  • 有料のソフトに比べるとフレーム補間の質が少々低い

Aviutlお代わりのフレーム補間ツール:UniFab フレーム補間 AI

UniFab フレーム補間 AIって?

 

動画のフレーム補間って?⑬(まとめ).png

 

UniFab フレーム補間 AIは、AIフレーム補間によりビデオのフレームレートを上げ、動きの速いダイナミックなシーンを含むビデオをよりスムーズな映像として出力することのできるソフトウェアです。

動画編集ソフトUniFabの製品ラインのひとつであり、フレーム補間機能に特化しています。

UniFab フレーム補間 AIを使ってビデオのちらつきや揺れを極限まで減らすことで、映像をより滑らかで自然なものへと生まれ変わらせることができます。

また、UniFab フレーム補間 AIには複雑な設定やパラメータが設定されていないため、動画編集初心者の方や動画編集にあまり慣れていないという方にもおすすめできるツールになっています!

 

UniFab フレーム補間 AIの特徴

動画のフレーム補間って?⑩.png
  • 有料
  • 動画編集ソフトUniFabの製品ラインのひとつであり、フレーム補間機能に特化している
  • シンプルな構造設計
  • UniFabの他製品と併せて使用することができる

 

UniFab フレーム補間 AIで動画のフレームを補間する方法

ステップ①モードを選択する

screenshot-20240412-181250.png

Uni Fabを起動します。

UniFabのアイコンをダブルクリックして、「Smoother」を選択します。

ステップ②ソースをアップロードして出力ビデオを編集する

screenshot-20240412-181446.png

「+ビデオ」をクリックして動画ファイルを選択・追加します。

次にフレームレート、出力品質、オーディオなどを調整します。

ステップ③動画を編集する

screenshot-20240412-181511.png

「開始」ボタンをクリックして処理をスタートします。

処理が終了するのを待ちます。

ステップ④完了!

これですべての工程が完了しました!

UniFab フレーム補間を使用するメリット・デメリット

UniFab フレーム補間 AIを使用するメリット

  • 動作が早くて軽い
  • 年中無休で迅速なサポートを受けることができる
  • フレーム補間機能に特化しており、高品質
  • シンプルな構造設計でわかりやすい
  • 難しい操作や、知識を覚える必要がない
  • UniFabの他製品と併せて使用することで、動画編集に幅を出すことが可能

UniFab フレーム補間 AIを使用するデメリット

  • UniFab フレーム補間はフレーム補間機能に特化したソフトウェアのため、動画編集に関する機能を基本的なしかありません。

「Aviutl」と「UniFab フレーム補間 AI」どちらがおすすめ?

動画のフレーム補間って?⑪.png

結論から申し上げると、「UniFab フレーム補間 AI」をおすすめします!

その理由は何といっても操作性が優れている点と、サポートが充実している点にあります。

Aviutlも豊富な機能とフレーム補間機能を兼ね備えていますが、ソフトの操作方法がわかりにくいことや、プラグイン機能に慣れていない人には扱いづらいソフトであることがネックです。

また、わからないことやトラブルが発生した場合も、Aviutlの場合は自分で調べて解決法を見つけるしかありません。

 

しかし、UniFab フレーム補間 AIならば、そういった問題に時間を取られることなく、公式サイトからアプリをダウンロードするだけでスムーズに動画補間に移ることができます。

また、年中無休のサポート体制が整っている点や、UniFabの同製品ラインのソフトウェアと併用することができる点も魅力的です。

 

UniFab公式サイトはこちらから!

まとめ

動画のフレーム補間って?⑨.png

いかがでしたか?

 

今回は動画のクオリティをより高くすることのできる「フレーム補間」と、おすすめツールの使い方などを詳しくご紹介しました!

みなさんも、動画編集の用途・目的に合わせてツールを有効活用してみてくださいね!

 

それでは、またお会いしましょう!

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