結論として、撮影済みの動画を後から手ぶれ補正するには、補正機能を備えたアプリやMac版iMovieを使います。アクションモードは撮影時の機能なので、すでに撮影した動画には適用できません。

iPhoneの標準機能で手ぶれを補正する

iPhone動画の手ぶれ補正では、撮影済み動画の連続した揺れに対する撮影後の手ぶれ補正は、補正機能のあるアプリで処理します。iPhoneの標準機能では、アクションモードは撮影時の揺れを抑える機能、写真アプリは傾きや画角を調整する機能であり、撮影後の動画を直接安定させるものではありません。
アクションモード(iPhone 14以降)
対応機種には「アクションモード」が搭載されています。撮影時にオンにすると、動きの大きい場面でも電子式手ぶれ補正が適用され、最大2.8Kで撮影できます。
ただし、アクションモードはあくまでも撮影時の機能です。すでに手ぶれで撮影してしまった動画には適用できないことに注意してください。
アクションモードの使い方: iPhoneの手ぶれ補正設定としてアクションモードを使う場合は、カメラアプリを起動してビデオモードに切り替え、アクションモードのボタンをタップしてオンにします。機種や表示設定によって、ボタンの位置や見え方が異なる場合があります。強い手ぶれ補正のため、画角が若干狭くなる点を覚えておきましょう。

写真アプリのトリミング機能
iPhoneの写真アプリにはトリミング・傾き補正の機能がありますが、時間軸方向の手ぶれ補正には対応していません。静止画の傾き修正や一定の画角調整のみ可能です。
iPhone版iMovieの手ぶれ補正はできる?
iPhone版iMovieには専用の手ぶれ補正機能がありません。Mac版iMovieには「ビデオを安定化」があり、
Mac版iMovieの使い方 に沿って、クリップを選択して安定化設定を使用できます。iPhoneだけで撮影後の揺れを補正する場合は、手ぶれ補正機能のあるアプリを選びます。

【おすすめアプリ①】Emulsio
Emulsioの手ぶれ補正は、撮影後の動画に対してスタビライズ処理を適用でき、高度なアルゴリズムによって自然な補正を実現する機能です。
主な特徴:
水平・垂直・回転方向の動きを個別に補正可能
補正強度をプレビューしながら調整できる
iPhone、iPad、Macに対応
4K・HDR動画にも対応
使い方の手順: Emulsioを起動し、補正したい動画をライブラリから読み込みます。スタビライズの強度スライダーを調整しながら、リアルタイムプレビューで結果を確認します。満足のいく設定が決まったら、補正後の動画保存を行います。
Emulsioは無料でダウンロードでき、有料アプリ内購入の手続きはApp Storeで購入画面を確認して行います。無料利用では透かしが付きます。Pro Pack 5は1,910円の買い切り、Pro Planは月額320円または年額790円の定期購入です。現行5系はiOS 18以降に対応し、MP4/MOVとH.264/HEVCの書き出し設定があります。iPhone内で補正を完結させたい場合は、透かし付きの無料利用で試すか、アプリ内購入で出力条件を広げるかを基準に選ぶと分かりやすいです。

【おすすめアプリ②】CapCut
CapCutは無料でダウンロードできる動画編集アプリで、アプリ内購入があります。iPhone版の補正機能や書き出し条件は、オンライン版とは分けて考える必要があります。iPhone内で編集と補正をまとめたい場合は、書き出し前にPro表示と購入内容を確認して選ぶのが分かりやすいです。
手ぶれ補正の使い方: CapCutを開いて新しいプロジェクトを作成し、動画を読み込みます。タイムライン上でクリップを選択し、利用できる補正機能を開きます。補正後のプレビューを確認し、書き出し画面へ進みます。
注意点: CapCutの有料機能を含む補正や書き出しでProの購入案内が表示された場合は、購入内容を確認し、有料機能を外して編集を続けるか、購入して利用するかを選びます。クラック版など違法に配布されたアプリを使って有料機能を開放する行為は違法であり、してはいけません。

PowerDirector(パワーディレクター)のiPhone版について
PowerDirectorにはiPhone向けの動画編集アプリがあります。
手ぶれ補正の効果と限界

手ぶれ補正後の画角は、映像の周辺部をカットしてフレームを安定させる処理により、元の映像よりも若干狭くなります(クロップされます)。手ぶれが激しいほど、切り取られる範囲も大きくなります。
また、激しすぎる揺れや、カメラが大きく向きを変えるような動きは、ソフトウェアによる後処理での補正限界を超えることがあります。
画角の縮小と出力解像度は別の問題です。4K動画の書き出しを選んでも、クロップで失われた周辺部や細部が元に戻るわけではありません。強い補正で被写体が切れる場合は、補正強度を下げて画角とのバランスを取りましょう。
iPhone動画をPCで補正する場合

iPhone動画をPCで補正する場合は、動画をPCへ移し、元動画を残したうえで補正済みの別ファイルを書き出します。Mac版iMovieとPC向けツールから、作業環境に合わせて選べます。
PCで補正するときの選び方
iPhone向けの補正アプリはiPhone上で処理し、Mac版iMovieの手ぶれ補正はMac上で行います。
UniFab手ぶれ補正AI
UniFab手ぶれ補正AI は、iPhone動画をPCに移して補正し、別ファイルとして保存したい場合に検討できるPC向けツールです。

PCで手ぶれ補正を行いたい方は、UniFabの製品ページで対応環境、機能、利用条件を確認したうえで検討してください。

ツール比較表
| 方法 | 処理する端末 | 導入費用 | 購入形態 | 使い分け |
|---|
| Emulsio | iPhone | 無料ダウンロード | 買い切り・定期購入 | 補正中心 |
| CapCut | iPhone | 無料ダウンロード | アプリ内購入 | 編集と補正 |
| Mac版iMovie | Mac | 無料 | 購入不要 | Macに移して補正 |
無料ダウンロードは、すべての補正結果を無料かつ透かしなしで出力できることを意味しません。Emulsioは無料利用では透かしが付き、Pro Planは月額320円または年額790円、Pro Pack 5は1,910円です。
日本のApp Store掲載情報、2026年10月時点。
私なら、端末間の移動を避けたい場合は iPhone動画の手ぶれ補正アプリ・ソフト から選び、Macへ移せる場合はMac版iMovieも含めて判断します。
UniFab手ぶれ補正AIの使い方
作業前に元動画のコピーと十分な保存領域を用意し、製品ページで対応環境と利用条件を確認します。
STEP 1:ソフトウェアのインストール
UniFabの公式サイトからインストーラーをダウンロードし、画面の案内に従ってインストールします。
STEP 2:動画を読み込む
UniFabを起動し、補正したい動画ファイルを読み込みます。

STEP 3:補正設定を調整する
動画を読み込んだら、補正後の画角と被写体の見え方を確認しながら設定を調整します。調整項目が表示される場合は、プレビューを見ながら仕上がりに合う設定を選びます。

STEP 4:書き出し
保存先を指定し、元動画を上書きしないように補正済み動画を別ファイルとして書き出します。
STEP 5:完成した動画を確認する
出力された動画を再生し、揺れの残り方、画角、被写体の切れ、解像度を確認します。気になる部分があれば設定を調整して再度書き出し、元動画と補正済み動画の両方が保存されていることも確認してください。
よくある質問(FAQ)
Emulsioは完全無料ですか?
Emulsioは無料でダウンロードできますが、無料利用では透かしが付きます。透かしなしで保存する場合は、買い切りのPro Pack 5または定期購入のPro Planを選びます。
iPhoneのiMovieで補正ボタンが見つからないときはどうすればよいですか?
iPhone版iMovieには専用の手ぶれ補正機能がありません。iPhoneで処理するなら補正機能のあるアプリを使い、Macに移せる場合はMac版iMovieの「ビデオを安定化」を使います。
CapCutで書き出す前に有料の案内が出たらどうすればよいですか?
購入せずに続ける場合は、Pro表示のある機能を編集から外し、もう一度書き出し画面を確認します。有料機能を使う場合は、表示された料金と購入内容を確認してから進めてください。
手ぶれ補正した動画で元の動画を上書きしないためには?
補正前に元動画のコピーを別に保存し、書き出し後は補正済み動画と元動画の両方が残っていることを確認します。
4Kのまま保存すれば、補正前の画質も保てますか?
4Kで書き出しても、クロップで失われた画角や細部は元に戻りません。被写体が切れる場合は補正強度を下げ、元動画とは別のファイルとして書き出します。
手ぶれ補正した後にスローモーションにしてもよいですか?
補正後の動画をスロー再生すると、残った揺れや映像の変形が目立つことがあります。最終的に使う再生速度で仕上がりを確認し、気になる場合は補正強度を調整します。
まとめ
iPhoneで手ぶれした動画を後から補正する場合は、iPhone内で完結するアプリ、Mac版iMovie、PC向けツールから選べます。iPhone内で済ませたい方は透かしやアプリ内購入の条件を受け入れられるかでアプリを選び、Macへ動画を移せる方はMac版iMovieも含めて検討するのが分かりやすい選び方です。無料ダウンロードでも、透かしやアプリ内購入など出力条件は別に確認してください。
PCで作業したい方は、UniFab手ぶれ補正AIの製品ページで機能と利用条件を確認してみてください。保存前には元動画のコピーを残し、書き出し後に画角やロゴ、解像度を確認すると安心です。処理する動画は本人が撮影したもの、または利用許可を得たものに限り、使用するアプリの利用規約にも従ってください。